この日は午後3時からの主日礼拝の中で、説教のあと、森牧師によって、8月生まれのN兄とK兄のためのお祈りがささげられて、皆さんで心を合わせて「アーメン」をいたしました。
礼拝が終わった16時半過ぎからのお茶の時間には、十文字平和教会の恒例でもありますが、8月のお誕生会のひとときを過ごしました。
**************
その時、ハッピーバースデーを歌い終わって間もなく、房子さんが取り出したのが、写真の手にしておられるものでした。
〈いのちのことば社〉から出ている「私の葬式の備え」というもの。その名前の通りの書き込み用紙です。
信仰の歩みも記す欄もありますし、好きな聖句、賛美歌、お葬式の時にこうしてもらえれば、というようなことも書くことが出来ます。
**************
房子さん、3週ほど前に、目の前でお具合が急に悪くなったお姉さまがその日のうちに召天されるという、まったく思いがけない悲しみの事態の中をお過ごしでした。
それだからこその思いをつよくお持ちだったようで、「だれもが、明日は我が身という可能性がある、その日に備えて準備しておく必要がある」と、房子さんらしい穏やかで優しい言葉で皆さんに伝えてくださいました。
本当に感謝でした。
**************
この日の房子さんからの提案。
切っ掛けはお姉さまのことでしたが、教会に繋がるみんなが、房子さんの言葉にふれて、これは大事なことだなぁと思いも新たにすることが出来た次第です。
お茶の時間にこのような(クリスチャンに限らずですが)たいせつなことを、ごく自然に語り合うことが出来るのが、私たち十文字平和教会です。
既に準備している方も居りますし、「私はもう書いてここに置いとる」という満さんのお声や、「一度に書こうとすると大変だから、少しずつ私は書きましたよ・・・」という啓子さんのお声も聞こえて来ました。
**************
私たち十文字平和教会。
お茶の時間にこういう語らいがとても自然にできるのです。これは、きっと大きすぎないからこそのあたたかな交わりではないかと思います。「恐れるな小さな群れよ」のイエスさまのお声が聞こえて来るようです。
ホームページをご覧下さっている皆さんも、お気軽に礼拝、そして、お茶の時間をご一緒して下さいね。教会員一同、心よりお待ち申し上げております。
お誕生日会でハッピーバースデーの歌声を聴かれたNさん。71歳になられましたから、自分も備えを始めようかなぁ、と考え始めているかも知れませんよ。end